【からつボート(モーニング)一般】末永和也「今年は流れが悪かった。でもそれが実力」
反撃ののろしを上げた。初日は5、6着とほろ苦いスタートだった末永和也(25)=佐賀・124期=の2日目は4、1枠の2走。まくり差しと逃げで連勝を飾り、反転攻勢に出た。
今節タッグを組むのは42号機。「普通はあると思うけど、乗り心地はしっくりきていない」と納得の域には到達していない。それでも、「合えば出足はいいと思うので、ゾーンに入れたいですね」と機力のポテンシャルを最大限に引き出すために、調整に余念はない。
2年連続でトップルーキーを務めた今年は3Vを挙げた。「去年が良すぎたので…」。昨年の7Vが突出しているだけに、物足りなさを感じているものの、3月のクラシック、そして5月のオールスターでは予選突破。SGの舞台でも存在感を十分に示した。ただ、「予選を突破しただけですからね。大事なところで勝たないと」と現状に満足するつもりはさらさらない。さらに「今年は流れが悪かったです。でもそれが実力かなと思います」。
来年2月にはGⅠ地区選を控える。「そこで勝って、若松(来年3月のクラシック)に行きたいです」と青写真を描く。そのためにも今節を勝ち切って、新年を最高の形で滑り出す。