【住之江ボート・一般】大阪の松井は松井でも…
【記者コラム・深堀慎一郎の興味慎々】
「自分にしては珍しく、しっかり差し返せた」。2日目7Rで1着の松井友汰(29)=大阪・123期=が、謙遜気味にレースを振り返った。
4カドまくりで先制し、BSは5コースまくり差しの沢田昭宏との首位接戦。白星なるかは2Mの攻防に懸かっていたが、そこに内から浮上してきたのが岡村仁。「岡村さんと接触すれば大敗もあるかもしれない」。難しい判断を迫られる中、「1着を取るには、岡村さんを抑えながら沢田さんを差すしかない」。そう腹を決めると、岡村をギリギリでかわしながら沢田の航跡の内へと舟を運ぶことに成功。賭けに勝って、今節初白星を手にした。
初戦は伸び一辺倒だった足色も「バランスが取れてきた」。松井繁が欠場となった今節、松井は松井でも、こちら「友汰」がV争いに名乗りを上げる。
▼10R 松井友汰がA1勢3人を相手に好走を演じて、Vへのムードをさらに高める。3-456-456。
▼12R B級1人だけの番組で沢田昭宏はいかにも厳しそうな構成に移るが、エンジンはグランプリでトライアル2nd組だった実績機。無警戒にはできぬ。34-134-5。