【若松(ナイター)一般】西山貴浩 応援に火が付いた

<記者コラム・荒木翔吾の荒稼ぎ>
誰よりも大きく集める期待を、裏切るわけにはいかなかった。期の代わりばなは誰もがSを慎重になるものだが、準優10R2号艇の西山貴浩が踏み込んだのは驚異の03だ。「応援がすごかったから、Sだけは行った」。ファンを愛して愛されるお祭り男に、「保険」の二文字はなかった。
渾身(こんしん)のハンドルを入れた1Mは一歩及ばずも、会心のレース運びで2着は確保。当地は昨年のお盆戦以来に優出を果たした。「このエンジンでよく頑張ったと思う。自分を褒めてやりたい」。V戦は6号艇になってしまったが「6号艇なら進入は動く」ともちろん、黙っているはずはない。同年4月以来の当地Vでもう一度、自分を褒めてあげるはずだ。
▼12R 西山が何でもかんでもの戦法で、Vをかっさらう。6―全―全。