ボートレース

【下関ボート(ナイター)GⅠ周年記念】菅章哉 最後も「イチかバチかのフルスイング」

【記者コラム・古川達也「たっちゃんのハイタッチ」】
 「とにかく打席数を増やしたいです」。予選最終日の連勝で、前日の14位から一気に2位までジャンプアップを果たした菅章哉(36)=徳島・105期=は、準優10Rに1号艇で登場。Sで後手に回り、1周1Mはまくりに出た2号艇をブロックしながら苦しい旋回になった。道中は何とか2番手を確保していたが、2周2Mで内に潜り込んだ5号艇に交わされて3着でゴール。ただ、この5号艇の追い抜きが不良航法のジャッジ。3着の菅が繰り上がり、優勝戦の切符を手にした。

 2023年9月の周年記念(からつ)では、優勝戦でF。今節はそのペナルティー(GⅠ、GⅡは1年間選出除外)を経て、同年11月の周年記念(鳴門)以来となるGⅠ復帰戦。ブランクを感じさせない走りを見せているものの、「リズム良く来られただけですよ」と決して浮かれることはない。

 今年の目標は「風邪をひかないこと。そして事故なく一年間大きいレースを走り続けること」。そして、「イチかバチかのフルスイングをしていたら、一発くらい当たると思う。その時にタイトルを取れたらいいですね」。大舞台でも自身のスタイルを貫き通すだけだ。「それが年末のグランプリにつながればいいかなと思います」

 優勝戦は6号艇。悲願のGⅠタイトル獲得へ「伸びに全振りして行きます。チルトは3度です」。最後も迷わずフルスイングでかっ飛ばす。

 ▼12R チルト3度の菅が大外からまくる。6―12―1234。

チルト3度でGⅠ初Vを狙う菅章哉

 

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