【大村ボート（ナイター）一般】134期の増本杏珠が105走目で水神祭「うれしかった」

　準優進出戦後の最終レースでドラマが待っていた。増本杏珠（19）＝福岡・134期＝が5日目の12R、枠なり3コースからまくり差しを決めて1着。昨年5月のデビュー以来、105走目にして待望の初白星を挙げた。

　「外に行こうと思っていたけれど、差し場が開いたので差しました。勝ててうれしかったです」と興奮気味にレースを振り返った。

　エンジン格納作業などで慌ただしい中、多くの選手に抱えられて水神祭が行われ、同支部の小池礼乃や同期の井澤聖奈とともに水面に飛び込んだ。寒さでやや引きつった表情に見えたが、ピットに上がって多くのレーサーから拍手とお祝いの言葉を受けると、飛びきりの笑顔をはじけさせていた。