【徳山ボート(モーニング)ルーキーS】中村日向がGⅠ覇者の意地見せて今年初V
徳山ボートのルーキーシリーズ第4戦は3日、最終日の12Rで優勝戦が争われ、中村日向(26)=香川・122期・A1=がインから逃げ切って、今年初優勝。今節で唯一のGⅠ覇者として意地を見せ、次世代エースのプライドを誇示した。2着には石本裕武、3着には佐々木完太が入った。

■ヒーロー
コンマ10のトップSで隙を与えなかった。中村は「1Mを先に回れれば優勝できると思っていた」と納得の表情。それほどレース足の仕上がりは良かった。濃霧による視界不良のため、優勝戦が1日順延。「ドキドキする時間が増えていやでしたけど、逃げられて良かった」とハプニングをものともせず、王道Vをつかんだ。
唯一のGⅠウイナーとして、ファンの期待に結果で応えた。「魅力あふれるレースを展開できるよう、これからもみんなで頑張りたい」。ルーキー世代をけん引する、スター候補の頼もしい言葉だった。
次走は地元のまるがめでルーキーシリーズ第5戦に出場予定。夢のグランプリ出場へ、中村は「コツコツやっていきたい」と眼前の1走に全力を注いでいく。