【福岡ボート(サマータイム)一般】酒見峻介 悲願のA1昇格へまっしぐら

値千金の連勝をマークした。酒見峻介(さけみ・しゅんすけ、39歳)=佐賀・108期=は3日目、まず4Rで4カドから豪快なまくりを決めると、後半8Rはインから他艇の攻めをきっちり受け止めて押し切り勝ち。節間最多の4勝を挙げて、首位通過も見える位置で予選ラストに飛び込んだ。
機力もうなぎ上り。「展示タイムがいつもほど出ていないけど」と前置きはあるが、「行き足や伸びはいつも通りにいい感じに仕上がっています」と自身の代名詞と言える直線系統は上位レベルに到達。伸び型のプロペラを志向するだけに出足や回り足はイマイチなことも多いが、「今回は回り足も悪くない」と両立に成功。足元に不安は一切ない。
現在、A級初昇格から7期連続でA2級をキープ。〝A級常連〟の称号は手にしただけに、今度は自らをもうワンランクアップさせることをもくろんでいる。「今まで手が届きそうで届かなかったけど、今期(昨年11月~)はいいペースで来ているので今度こそA1になりたい」
今節の活躍で現在勝率は6.17まで上昇。今節の好調な走りで夢にまで見たA1昇格が現実味を帯びてきた。「今節の成績は大きい。福岡は最近よく走っているので調整も走り方もだいぶ分かってきた。このままの勢いで最後まで行きたい」
予選最終走で勝てば準優1号艇はもちろん、首位通過の可能性も十分。今節のVも悲願のA1もまとめてたぐり寄せるべく、予選ラストも激走する。(森 大輔)