【芦屋ボート（モーニング）一般】藤山雅弘　Vを飾って翔大へ襷をつなぐ

　兄弟レーサーの藤山雅弘（35）＝大阪・105期＝が、準優1枠からきっちり押し切り、オール3連対で優出切符をつかみ取った。

　「Sは早くて放った」という10Rは、コンマ04とゾーン内にきっちり踏みとどまっての逃げ切り勝ち。「準優は伸びというよりも、手前の方が良かった。足は他の選手からもいいと言われるし、仕上がりは上位でトップ級の足だと思います」。自他共に認めるハイレベルの舟足だ。

　からつ出走中の弟・翔大は伸びに特化した調整を施すことが多いが、「弟とは調整の感じは全く違いますよ」とキッパリ。「この前、ゲージを交換したけど、お互いに使っていないかもですね」と、ともに自分を信じた調整を貫く。

　次節は当地に翔大が参戦。「このエンジンを引いたら、すぐにペラを全く違う形に叩き変えるんじゃないですか」とちゃめっ気たっぷりに笑顔で語った。

　つかみ取った優勝戦の枠番は2枠。「これをベースに微調整で行こうと思います」。トップ級の機力を味方にVを飾って、弟へと襷（たすき）をつなぐ。