ボートレース

【尼崎ボート・GⅠ周年記念】丸野一樹 因縁の赤いカポックでリベンジだ

 思ってもみない展開が待っていた。準優11R、丸野一樹(33)=滋賀・109期=が、2Mで大逆転の1着通過を決めた。

 1Mは5カドとなった山田哲也がまくり強攻策。3コースから最内を突いた丸野はBSで3番手だったが、2M手前では山田と2コースから差し粘った佐々木康幸で競り合う展開。丸野はこれを見逃さず、2Mは両者の間をまくり差して一気にトップまで躍進し、前回の71周年に続く2大会連続のベスト6の切符をつかみ取った。

 前回大会は優勝戦1号艇ながら5着。3号艇・島村隆幸の3コースまくりに屈し、68周年以来となる返り咲きVをみすみす逃した。それでも今回、「準優は展開もあったけど」と前置きしながらも「足もそれなりに良くなっていた」と雪辱の機会を得るだけの機力の裏付けは得た。「気合が入りすぎることもなく、ここまでリラックスしてこられています」と気力も充実している。

 くしくも優勝戦の枠番は、前回の宿敵だった3号艇。「去年のリベンジを狙って頑張ります」。〝前回大会の再現〟でV奪還を狙う。

準優は道中の大逆転で2大会連続の優出を決めた丸野一樹
  • Twitter
  • Facebook
  • Hatena

関連ニュース

  • Twitter
  • Facebook
  • Hatena