【福岡ボート（サマータイム）一般】データ上もレースのキーマンは藤丸

【記者コラム・森大輔の勝ち組の法則】
　今回の優勝戦もデータの面から探っていきましょう。優出した6人の通算V率を表にしました。これは優勝戦における勝負強さを数値化したものです。西スポボートレースチャンネルの優勝戦展望でも毎回示している、おなじみのデータです。

　今回も前回の優勝戦と同様に30％を超えるような強烈な勝負強さを持つ選手は不在。トップは唯一20％を超えている藤丸光一で、当地でのV歴は12回と断トツ。当地での勝ち方は誰よりも心得ているので、数字がメンバー中トップなら怖い存在になります。

　次はイン以外での優勝の割合を示したイン以外のV率を見てみましょう。これは波乱を起こして優勝した確率とも言い換えられます。

　こちらのトップは71.4％の片橋幸貴。優勝戦1号艇は逃しましたが、通算7回の優勝のうち、最も優勝が多いのが4コース。加えて藤丸も50％超えで、3コースのV経験が12回も。となれば藤丸のまくりか、藤丸の攻めに乗る片橋の突き抜けが勝負手になりそうです。いずれにせよ、レースのキーマンは藤丸なのは間違いありません。