【からつボート(モーニング)一般】渡邊裕貴「高塚さんの姿勢は忘れないように」レジェンドへの思いを胸に奮戦
【記者コラム・造田大の大勝負】
渡邊裕貴(39)=静岡・107期=が偉大な先輩の意思を引き継ぐ。3月1日に現役最年長の静岡支部、77歳の高塚清一さんが亡くなった。渡邊は「心の中で本当に尊敬している人は2、3人。その中の一人が高塚さん」と話した。
「レースのことしか考えていない。宿舎でテレビを見ていると思えば、JLC(日本レジャーチャンネル)で他の人のレース。部屋では筋トレばかりしていましたし、ピットではペラばかり叩いていました」。高塚さんの伝説はレース場以外にもある。「一節が終わって一緒に帰ったことがあったんです。ユーチューブにあったランナー時代の高塚さんのレース映像を見たんです。そしたら、『あの時はこうで、あれはこうだった』としっかり覚えているんです」と記憶力もすごかったという。
「会う機会は少なかったけど、話は面白いし優しくしてもらいました」。目に光るものを浮かべながら思い出を語り尽くした。「高塚さんの分まで頑張るはおこがましいけど、高塚さんの姿勢だけは忘れないように頑張りたい」。渡邊は4日目の準進戦9R6号艇で登場。コースは遠いが、高塚スピリットで準優進出に最善を尽くす。
▼9R(渡邊裕貴) 準進戦は上位3着までが自動的に準優進出。「出足や行き足はぼちぼち」と足はまずまず。大外から2、3着に食い込んで準優へ。12-6=123。
▼2R(森清友翔) 「伸びに寄せた。Sは放ったが出ていった」と伸びは良い。外枠で思い切って伸びに振れば一発は狙える。5-123-123。
