【徳山ボート・GⅡモーターボート大賞】中野希一がGⅡ初出場で初優出も笑顔はなし

　悔しさの残る快挙達成だった。中野希一（25）＝埼玉・126期＝がGⅡ初出場で初優出を果たしたが、引き揚げてくる表情は硬くこわばっていた。

　予選を2位で通過して5日目準優勝戦10Rの1枠を獲得した。ただ、本番では2コースからコンマ05のSを踏み込んだ板橋侑我に差し切られてしまい、2着での優出となってしまった。「周りがいいSを決めてきたし、自分はコンマ14。仕方ないです。自分のメンタルの弱さがでたのかも。おめでとう、ではないですね。今は悔しさの方が強いです」とGⅡ初優出にも笑顔は全くなかった。

　「気温が上がって重さがありました。行き足や起こしに影響がありましたね。道中もストレスがありました」と合った状態での出走ではなかったが、「合えば出足やレース足がいいと思います」
　優勝戦は4枠。「4コースは得意だし好きです。Sも節間通してしっかり見えています」。最終日はGⅡ初出走、初Vの笑顔が見られるか。