ボートレース

【徳山ボート・GⅡモーターボート大賞】堀本和也がGⅡ初優出で優勝 地元の寺田祥は3着

 徳山ボートのGⅡ「モーターボート大賞」は最終日の24日、12Rで優勝戦が行われた。

 レース足強力な堀本和也(35)=徳島・111期=が2コースから差して勝ち、GⅡ以上の特別戦初優出で優勝を決めた。賞金490万円を獲得するとともに、初のSG出場となる来年3月のクラシック(蒲郡)の切符も手にした。2着は板橋侑我、3着は地元で人気を集めた寺田祥が入った。

GⅡ初優出で初優勝した堀本和也

■ヒーロー
 一度は諦めかけた堀本を強力な相棒が奮い立たせた。断然の本命・寺田が流れた1周1M。2コースからすかさず差しに構えた堀本だが、右隣・板橋のまくり差しのスピードが勝り、1艇身ちょっと前に出られた。

 「自分が落とし過ぎたし、『あぁ、残念でした』と思ったんですけどね。乗ってる人間より、ほんとエンジンとボートに助けられました」。強烈な出足、回り足を誇る19号機がうなりをあげ、バックでへ先を届かせると、そのまま2Mを先取り。執念で追い上げる板橋を振り切って、歓喜のゴールを駆け抜けた。

 これが特別戦初優勝。GⅡ以上では初めての優出でもあった。「2号艇だったのでそこまでプレッシャーは感じてなかった。いつも通り。ちょっと濃いメンバーで走ったなぐらい」。リラックスして平常心で臨めたのも好結果につながった。

 今回のモーターボート大賞はサブタイトルに「スター候補チャレンジマッチ」が付き、若手の参戦、活躍も目立った。デビュー13年目、35歳での初タイトルに「もう30半ばの選手ですよ。目立つような選手でもないし」と控えめだが、屈指のS力がありスター候補の一人であることは間違いない。

 この優勝で初SGとなる来年3月のクラシック切符を獲得。「次のステップ、上のクラスでも頑張りたい」と意欲も沸いてきた。

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