【大村ボート（ナイター）一般】小黒竜吾　重量級の流れに乗るか

【記者コラム・古賀正史の「正史かける」】

　「前回本当にこの感じで乗ってたの？」と疑問を投げかけたのは小黒竜吾（49）＝埼玉・75期。前検特訓を終えるやいなや、「（前操者の）鈴木茂高君を信頼してそのまま乗ったんだけどね。回っていないし、前検日の気圧だと、とてもじゃないけどこのままでは乗れない」と不満顔。さらには「ちなみに前節の気圧はどれくらいだったの？」と記者に逆質問まで飛び出した。

　前操者の鈴木は小黒と同じく重量級。体重、身長ともにほぼ変わらず、調整の方向性を見定めるにはうってつけのはずだった。気象条件が違ったためか、だいぶ当てが外れた様子で足早にペラ調整へ向かった。ただ、取材後に改めて前回最終日の気圧を伝えると、「ああ、なるほどね」とにやり。調整に対して何かしらかつかんだような答えが返ってきた。前回の鈴木は白星こそなかったが、7走中2着4本。機力にも手応えをつかんでいた。小黒が同じく機力を引き出すとみて初日の活躍に期待したい。

　▼2R　地元の榎幸司がセンターから攻めれば展開は外に向く。小黒が突いて2、3着まで。13－6＝全。