【からつボート（モーニング）ヴィーナスS】予選トップ通過の平山智加「全体的に余裕がある感じです」

　3日目まで2勝を含む6走オール3連対と、さすがの安定感を見せた平山智加（39）＝香川・98期＝の予選最終日は6Rの1走。枠なりの2コースからズバリと差し抜けて今節3勝目を挙げた。トップに君臨していた渡邉優美がFで戦線離脱。思わぬ形で予選トップの座が転がり込んだ。

　くすぶっていた機力も上昇の気配が色濃くなってきた。「全体的に少しずつ余裕がある感じです。行きたい所に行けているし、まずまずの仕上がりです」と不安要素は一切ない。

　12年前の尼崎周年を制した女子でただ一人の周年チャンプも、「あの頃は勢いだけですよ。ガツガツしていましたから（笑）」と懐古した。「今年40（歳）になるので、年相応の走りで頑張りたい」

　佐賀地方は25日に桜の開花が発表されたばかり。今節の活躍ぶりから平山自身も開花間近かと思われたが、「（私自身の）開花はまだですよ（笑）」と開花宣言はお預けのまま。「まずは優出できるように頑張ります」。開花どころか一気に満開の花を咲かせるためにも、まずはファイナル入りへ華麗に舞う。