【若松ボート(ナイター)SGクラシック】準優での勝負強さなら桐生順平
【記者コラム・森大輔の勝ち組の法則】
当欄ではおなじみの準優突破率(直近20節)を見てみましょう。これは近況の準優における勝負強さを表にしたものです。
高ければ高いほど勝負強いということですが、さすがにSGだけあって一番低い選手でも36.4%と全員が総じて高い数字。特に60%を超える選手はかなりの勝負強さと考えていいでしょう。
ただ、ポイントは1号艇を上回る選手の有無です。いる場合の準優は堅く収まりやすく、いない場合の準優は荒れる要素は十分ということ。この観点で見れば、今回の準優9、10Rは〝有り〟で11Rは〝無し〟。つまり、9、10Rは波乱が起きる要素があり、11Rは堅く収まりやすいということです。
もちろん、狙うのは最も数値が高い選手で、9Rなら76.9%の桐生順平、10Rなら66.7%の吉川元浩が該当します。準優11Rは88.9%とメンバー中トップの佐藤隆太郎なので堅そうですが、2号艇の茅原悠紀も76.9%と9Rの桐生と同等のレベル。SGでの経験値の差を踏まえると、11Rも絶対安全とは言えません。

▼9R 桐生が明らかに機力を上向かせている。5コース1着率も21%と高いので、Sで先手を奪えればまくり差しはアタマまで。5-23-全。
▼11R 茅原は現在勝率が9点台と強烈で、今が選手生活でも一、二を争うリズムの良さと言っても過言ではない。2コースは1着率も30%とかなりの高さ。2-13-全。
▼8R 菅章哉はファン心理を心得ている。「今節のこのひどい成績なら、残り2日間の自分のオッズは高いはず。1回でもまくればもうかるはずなので、自分を買い続けてくれているファンに損をさせないように頑張る」。有言実行のフルダッシュ一撃。6-24-全。