ボートレース

【とこなめボート・ルーキーS】西丸侑太朗が通算2回目の優勝 5コースまくり差しから1周2Mで抜き

 とこなめボートのルーキーシリーズ第7戦「スカパー!・第26回JLC杯」は30日、最終日の12Rで優勝戦が行われ、5号艇の西丸侑太朗(20)=130期・香川=が5コースからコンマ09の好Sを決め、1周1Mまくり差しから2Mの抜きで優勝。1月の江戸川以来となる通算2回目の優勝を飾った。2着は差した飛田江己、3着には藤田俊祐が入った。3連単は7万3460円の高配当決着となった。

通算2度目の優勝を飾った西丸侑太朗

■ヒーロー

 3連単7万円台の波乱の幕切れだった。荒天のため安定板を装着し、2周回で争われた優勝戦。5コースからコンマ09のSを決めた西丸が、1Mまくり差してバック先行。2Mは内に切り返してきた飛田を差しかわし、決着をつけた。

 「1Mは1、2号艇が伸び返してきたので、行かしてから差した。2Mも飛田選手を先に回して、冷静に差すことができた」と会心のレースを振り返った。

 今節の相棒46号機は2連対率31%台の平凡なエンジン。ペラ調整によってターン足を上向かせ、準優は戦えるレベルに押し上げた。優勝戦の鍵はチルト2度の6号艇・山口晃朋対策。「舟足が全体的に弱かったので、足の良化を狙ってチルトを1.5度に跳ねた」。その効果で「足は出て行く感じがあった」と満足げに振り返った。

 1月江戸川の3コースまくりに続く、自身2回目の優勝。「たまたま優勝できているだけ。予選トップから1号艇での王道のVを目指す」と今後の目標を掲げる。デビュー4年目、次代を担う香川支部の若きエース候補の前途は明るい。

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