ボートレース

【若松ボート(ナイター)SGクラシック】佐藤隆太郎がデビュー11年目でSG初優勝

優勝カップを手にポーズを取る佐藤隆太郎

 若松ボートのSG「第60回ボートレースクラシック」は30日、12Rで優勝戦が行われ、1号艇の佐藤隆太郎(30)=東京・115期=がイン逃げを決めて快勝。デビュー11年目で記念すべきSG初優勝を達成し、通算では15回目のVを飾った。

 2着は4号艇の塩田北斗、3着は2号艇の西山貴浩と地元の両者が入り、3連単1-4-2は1680円の決着。

 節間の売上額は167億6105万5100円(目標額175億円)だった。

同期や東京支部の面々とともに写真に収まる佐藤隆太郎(中央)

■ヒーロー

 東京支部に新たなSGウイナーの誕生だ。佐藤は4回目のSG出場で、ついに第一関門の予選を突破。しかもそうそうたるメンバーを抑えてのトップ通過という快挙だった。準優も白星を収め、初のSG優勝戦を絶好枠で迎えた。

 「ここでSGを取る、取らないでは大きく違う。自分にプレッシャーをかけていった」。インに陣取った佐藤はコンマ08のトップSを叩き込んだ。スリットからも力強く伸ばして先マイを果たすと、地元の西山貴浩、塩田北斗らの攻めも封じて悠々と一人旅。ゴールの瞬間にはガッツポーズも飛び出し「道中でどうしようかなって考えていました」。ファンサービスを考えるほどの余裕がある圧勝劇だった。

 東京支部のSG制覇は2021年のオーシャンカップ(濱野谷憲吾)以来。「ずっと東京支部は…と言われているのを見てきたので、どうにかしたいなという気持ちはあった」という思いも東京支部に久々のタイトルをもたらした。「家族と、お世話になった長田頼宗さんに優勝を報告したい」。成長を大きく後押ししてくれた師匠への感謝の思いもにじませた。

 今後の目標は「日々強くなって、毎年グランプリに出場できるようになりたい」。見据えるのは今年の年末決戦だけではなく、トップ戦線への定着。東京支部の新たなエースとして、これからも期待に応える活躍を果たしてみせる。(小野亮太郎)

表彰式で2着の塩田北斗(左)、3着の西山貴浩(右)にたたえられる佐藤隆太郎(中央)

■プロフィル

 ◆佐藤隆太郎(さとう・りゅうたろう)1994年5月7日生まれ。東京都八王子市出身。山梨学院大附属高卒。登録番号4847。2014年11月デビューの115期。15年2月に桐生で初1着。17年3月に多摩川で初V。GⅠは4優出。SGは4回目の出場でクラシックは初出場。一般戦を含めた通算は15V。同期は仲谷颯仁、関浩哉、豊田健士郎、野中一平らがいる。166センチ、55キロ、O型。

■ボートレース若松 ニュース一覧

優勝戦の1周2Mを先頭で回る佐藤隆太郎
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