【大村ボート(ナイター)一般】「日に日に良くなっている」川口貴久が万舟券の使者
【記者コラム・寺田洋司の狙い目】
「日に日に良くなっている」。川口貴久(45)=東京・89期=が調整力を発揮して機力アップに成功した。
手にする28号機は、前操者の藤原啓史朗にVをもたらしたエンジンだが、前検の川口は「出足が皆無。ちゃんとペラを叩かないとどうにもならない」と渋い表情。しかしそんな暗いコメントも「ペラ調整で良くなっている」と日を追うごとに明るくなっていった。
結果が出たのは5日目。4枠だった前半4Rは「伸び寄りに調整して結果的に良かった」とカドからトップSを決めるとまくり一発。今節初白星を挙げた。
2枠の後半12Rもまたまたトップタイミングを踏み込んでジカまくりを敢行。結果こそ中島真二に差されて2着だったが、両レースとも万舟決着の立役者となった。
「大きな整備などはせずに、ペラ調整で上積みできている」と底上げに確かな手応えをつかんでいる。最終日は3、5枠の2回走り。不安のなくなった足で、白星で今節を締めくくる。
▼9R(川口貴久) トップSを決めればまくれる足。5=6-全。
▼7R(森永隆) 内枠勢の機力が一息。カド受けの小黒もSにムラがあり、森永の一発は十分。4-56-全。