【下関ボート（ナイター）ルーキーS】「にっぽん未来プロジェクト競走in下関ルーキーS」が5日に開幕

　下関ボートで5日、「にっぽん未来プロジェクト競走in下関」のルーキーシリーズ第8戦「スカパー！JLC杯争奪　今村豊メモリアルプリンスカップ」が開幕する。

　「優勝するしかない」と高らかに宣言するのが地元の島川海輝だ。昨年は1月に当地初Vを挙げると、5月桐生、8月住之江でも優勝を果たす大活躍。今年1月の当地周年記念ではGⅠ初白星を挙げるなど地元山口支部が誇る期待の新鋭だ。

　ただ、島川にとってある落とし物がある。「前回（昨年9月）の下関ルーキーシリーズでは準優1枠だったけど、逃げられなくて優出もできなかった。今回は負けられません」。前回の雪辱を期す一節となる。

　近況はエンジン抽選運に恵まれず苦しみ、今期（昨年11月～）勝率も5点台半ばにまで下降。2期連続でのA1級キープは厳しい状況に陥っているが、「ここを含めて残りは3節。来期につなげるためにもリズムを上げていきたい」と闘志に満ちている。当地2度目の美酒に酔い、再びスターダムへと駆け上がる。

　地元のもう一人のA1戦士である井本昌也は昨年10月の芦屋でデビュー初Vを挙げた。次なる狙いは悲願の地元初優勝で、こちらも気合は充実している。

　遠征勢も強力布陣。特に香川支部勢は、今年のまるがめ四国地区選手権でGⅠ初優出の西岡顕心に、2年前の四国地区選Vの中村日向、昨年5Vでブレークを果たした濱野斗馬、今年1月の江戸川で自身初V、直前のとこなめルーキーシリーズも優勝し意気上がる西丸侑太朗など高い戦力。飛田江己、佐藤航ら埼玉支部勢も充実している。

　ハイレベルの激戦を誰が制するのか、注目の6日間だ。