ボートレース

【宮島ボート・GⅠ周年記念】95年7月の徳山周年以来のGⅠ優勝戦が中止、開催打ち切り 優出全選手が12日開幕の住之江周年に出場

優勝戦が荒天のため中止打ち切りとなった宮島ボート

 宮島ボートで開催されていた新年度最初のGⅠは8日に最終日を迎えたが、悪天候(強風)のため11、12Rが中止打ち切り。優勝戦は行われず、優勝者なしというまさかの幕切れとなった。GⅠ最終日に途中で中止打ち切りとなり、優勝戦が行われなかったのは1995年7月の徳山周年以来。

 この日は朝から強風が吹き荒れ、5Rから安定板を装着。8R以降は展示1周、本番2周に短縮され、天候が収まるのを待ちながら10Rまでレースを実施。しかし、11Rの展示航走後に水面状況が悪化したため、公正なレースを実施できないと判断され、16時26分に中止打ち切りが決定された。

 優勝戦1号艇で10年ぶりのGⅠ優勝を目指した中野次郎(東京)は「この水面では仕方ないですね。今節はエンジンが連れていってくれて、早いSも行けた。今までしたことのない経験をさせてもらった。今年、この後も頑張ります」と気持ちを切り替えていた。

 宮島での対決は見られなかったが、優出全選手が12日から開催される住之江周年に出場。熱い思いを胸に新たな舞台に挑む。なお、最終日10R終了時の売り上げは61億4万5100円で、今節の売り上げ目標額の66億円には届かなかった。

幻の優勝戦となり、1号艇だった中野次郎(左)の手を上げる山口剛

 

  • Twitter
  • Facebook
  • Hatena

関連ニュース

  • Twitter
  • Facebook
  • Hatena