【とこなめボート・GⅢオールレディース】松瀬弘美が18位から下克上を狙う

【記者コラム・古川達也「たっちゃんのハイタッチ」】
　準優12Rに6号艇で登場した松瀬弘美（54）＝静岡・66期＝が、F艇の除外により4番手から繰り上がっての勝利。昨年9月の大村以来のベスト6入りを果たした。

　三浦永理ら内枠3艇がFに散る中、Sタイミングはコンマ07。「最後は放って正解でした」。ベテランらしいとっさの的確な判断で、スリットラインに踏みとどまった。

　相棒の動きは活発そのもの。「スリットの足がいいし、ターン回りも悪くない。やっても微調整でいいと思いますよ」と仕上がりには堂々と胸を張った。

　序盤は前途多難だった。初日の1走目は転覆失格。選手責任外ではあったものの、得点ゼロで体も心も痛かった。ただ、3日目に連勝を飾るなど大挽回。見事に準優18番目の切符を手にしてみせた。

　「Sは難しいけど、勘通りに行けていますよ。（優勝の）チャンスはありそう」。不死鳥のごとくよみがえった松瀬が、予選18位からの大下克上を果たす。

　▼12R　今節のSが安定している松瀬に、行き足や伸びの良さまであって鬼に金棒。2013年8月の浜名湖以来となる、約12年ぶりの美酒に酔う。3－145－1245。

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