ボートレース

【福岡(サマータイム)一般】前田篤哉 弟に負けるわけにはいかない

いきなり福岡初白星をマークした前田篤哉

 見事な初陣を飾った。前田篤哉(26)=愛知=は、今節が福岡は初参戦。初戦の初日7Rは絶好枠から石倉洋行、山本隆幸ら強敵を相手に押し切り勝ちに成功。全国屈指の難易度を誇る当地のイン戦でいきなり白星を挙げるあたり、2020年の最優秀新人の看板はダテではない。
 機力も決して悪くない。「足は良くも悪くもなく普通ですね」と自己評価は高くないが、「今節は伸びを求めて調整しているので重めになるのは仕方ない」とハッキリした調整の意図があってのもの。まだ仕上げの過程の序盤であり、ここからが腕の見せどころだ。
 前期(昨年11月~4月)は勝率6.27をマークしてA1に復帰。弟の滉も6.39、翔も6.22をマークして三兄弟全員でA1という快挙を達成してみせた。「まあ三兄弟自体が珍しいですからね。でも、弟たちには負けていられない。特に滉は福岡初出場で初優出をしていたので、今節はあいつ以下の成績では帰りたくない」
 初日は初のうねりに面を食らっていたが、一度経験したことで耐性はできたという。「意外に乗りこなせたし、必要以上に意識する必要はなさそう。もう大丈夫。普通のレース場と思ってレースします」。最優秀新人のタイトル獲得後はやや停滞しているだけに、今期に懸ける思いはひとしお。今期の大飛躍を狙うためにも、弟以上の成績を挙げて開幕ダッシュを成功させてみせる。(森 大輔)
 

 

  • Twitter
  • Facebook
  • Hatena

関連ニュース

  • Twitter
  • Facebook
  • Hatena