ボートレース

【福岡ボート(サマータイム)GⅠ周年記念】和田兼輔  〝タクヤ〟のレシピで一番星をつかむ

 和田兼輔(38)=兵庫・100期=は初日9Rの1回走りを枠なり2コースから差して勝利。「S特訓から(1号艇の)佐藤隆太郎選手に『伸びているから嫌ですね』と言われていましたからね」。ライバルにそれだけ警戒を抱かせたパワーを実戦でも披露し、1Mを回ると舟をグイグイ伸ばして一気にセーフティーリードを築き上げた。

 その勝利を支えた舟足の裏には「弟からの情報をメモしてきました」と、当地の直前節にVを飾った拓也の助言が、たっぷりと詰まっている。

 その一方で、弟仕様とあって「今節はペラがいつもの感じではないので、難しいところがありますね。つい我を出そうとしてしまうので」と悩みもポツリと口にする。

 「こういう状況になると、自分のやっていることに近いなというのを思い出しますね」と話すのは木村拓哉が主演のテレビドラマ「グランメゾン★東京」のこと。「料理の世界も素材の扱い方がそれぞれで違うし、気温の変化にも対応して調理しないといけない。自分の仕事に通じることがあるな」と最高の料理を提供するために奮闘するシェフの姿に、ボートレーサーとの共通点を見いだしている。

 「周りからもいいと言われているので、これは我慢した方がいいのかな」。我を出したい気持ちはグッとこらえて、弟の〝レシピ〟で一番星をつかみにいく。

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前節の当地で優勝した弟からの情報がたっぷりの和田兼輔
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