【福岡ボート(サマータイム)GⅠ周年記念】松本純平「記念でも結果を残したい」2節連続優出の当地でGⅠ初優出を狙う
松本純平(30)=埼玉・123期=が踏ん張った。得点率18位タイの当落線上で迎えた予選最終日、2、3号艇で臨んで成績を2、3着にまとめ、順位は14位にアップ。準優入りを果たした。
4日間の予選を振り返り、「自分には足りないことだらけでした」。課題を残したことは心残りでも、前節の津周年に続くGⅠの予選通過の結果には安堵(あんど)の表情を浮かべた。
準優入りをアシストした機力は素性Aランクの74号機。「足はいいです。回った後が良くて、いいエンジンの雰囲気があります」。それだけに「前評判のいいエンジンなので、その点を思えばもう少し出さないと」。ここが先に挙げた課題の一つ。現状で良しとはせず、機力アップに力を注ぐ。
「結果が出ているので、相性はいいと思います」。当地は昨年11月(2着)、今年の3月(3着)と2節連続で優出中。「まだ水面に怖さを感じているけど、前に来た時の反省はしっかり生かせています」と水面攻略も果たした上での予選突破となった。
今年で30歳となりルーキー世代は卒業。「ここからは記念でも結果を残したい。ここ(GⅠ)に来る人は勝負強さがある人が多い。少ないチャンスをものにしないと先がないと思うので、しっかりチャンスをつかみたい」
手にした準優の枠番は5号艇。「4日目もSを行こうと思ったけど、気持ちが入り過ぎて10台だった。チャンスはあると思う。攻める姿勢は持ちつつ、いいあんばいでSを行きたいです」。事故は厳禁でも、遅れていては話にならない。さらなる飛躍へ、まずはGⅠ優出。準優の一走に全身全霊で挑む。