【福岡ボート(サマータイム)GⅠ周年記念】過去の記憶を思い出させてくれた中島秀治に感謝
【記者コラム・河野強の「強行採穴」】
中島秀治(29)=滋賀・124期=が、自分の記憶から消えていた思い出を呼び起こしてくれた。
今節がデビュー2回目のGⅠということもあり、茅原悠紀や坪井康晴などのSGウイナーと戦ってきた感想を聞こうと取材した。「選手を目指していた頃に憧れていた選手たちと、こうやってレースできているのはうれしいことです」。そうだよなと聞きながらも、ふとあることを思い出した。
私は福岡ボートのピットには、記者になって初めて入ったとばかり思っていたが、自分も選手を目指していた頃、福岡ボートでペアボートに乗った際にピットに入っていた記憶がよみがえったのだ。
あの時、うれしくてたまらなく、ヘルメットとカポックを着て記念撮影したことすらすっかり忘れていた。中島に大切な思い出をよみがえらせてくれたことを感謝すると同時に、忘れっぽい私のようにはならず、今節のワクワクした気持ちは長く記憶にとどめてほしいと願った一幕だった。
▼4R 素性Aランクのエンジンとタッグを組む井口佳典が今節〝初〟白星へ。4-全-125。
▼12R 地元のGⅠ優出は5回目となる篠崎元志。渾身(こんしん)のSを決めて〝初めて〟の地元タイトルをつかみ取る。2-134-134。