ボートレース

【ボートレース住之江(ナイター)GⅠ周年記念】上條暢嵩が涙の地元周年初制覇

地元周年を初制覇した上條暢嵩

 住之江ボートのGⅠ開設69周年記念「太閤賞」は最終日の17日、12Rで優勝戦を争い、2号艇の上條暢嵩(31)=大阪・110期・A1=が枠なり2コースからの差しでイン桐生順平を撃破。通算は28回目、地元GⅠは初の優勝を飾り賞金1200万円を獲得した。2着には桐生、3着には接戦をくぐり抜けた池田浩二が続いた。

■ヒーロー
 ナニワの若大将・上條が圧巻の先制攻撃で〝大阪春の陣〟を制した。イン桐生を相手に「1Mは乗りにくかったけど、伸びとか行き足がすごかった」と勇猛果敢な水上の騎馬隊と化した31号機は2コースから猛烈なプレッシャーを仕掛ける。1Mで桐生のわずかなミスを逃さず、気迫のターンで桐生の牙城を切り崩すと、バックでの競り合いから1周2Mを全速ターンで疾走。後続には全く攻勢の隙すら与えず、ガッツポーズでVゴールを駆け抜けた。

 GⅠは4回目の戴冠だが「住之江の周年を取れたことがめっちゃうれしい。感極まって泣いてしまいました」と待望の地元周年制覇に大喜びだ。

 名実ともに、ボート界の勇将としてさらに進化を遂げた地元の雄。GⅠ4冠の旗印を堂々と掲げ、ボート界の戦国時代を威風堂々と勝ち進んでいく。

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