ボートレース

【児島・G1周年記念】池田浩二 さすがの戦術眼で優出成功

今年10回目の優出の池田浩二

 さすがの戦術眼だった。準優10Rの6号艇だった池田浩二は、迷わず6コースを選択。「与えられた枠番から行っただけ」。詳しい作戦には触れず、けむに巻いたが、その6コースは、抜群に伸びる5コース菅章哉の右隣という絶好の位置だった。実際、菅がまくり強攻に出ると差し場が開けて、池田は最内差しで2番手争いへと浮上。谷村一哉との競り合いを制し、2着で優出切符をつかんでみせた。
 機力は満足のいく状態に程遠いのにこの結果なのだから恐れ入る。「3日目後半だけ回り足が良かったが、今は乗っていて良くはない。この足だけはあるけど、というのもない」と感触は平凡。ただ、策が尽きたわけではない。「チルトマイナスが良くないのもしれない。0に上げて乗ってみる」。最後まで貪欲に上積みを図る。
 これで今年は早くも10優出。うち、特別戦(G2以上)が6回と破格の実績だが、Vは一般戦のみ。特別戦は準Vが2回(1月若松周年、3月多摩川周年)でVがない。ファン投票1位選出のオールスター(23日から芦屋で開催)へ最高の流れで臨むためにも、再び6枠で好プレーを演じてみせる。

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