【ボートレース桐生(ナイター)PGⅠマスターズC】中辻崇人 いつも通りの直球勝負!
【ボート王国九州・山口!】
この男の走りが楽しみでならない。昨年、初の最多勝利のタイトルに輝いた中辻崇人(48)=福岡・79期=が、2022年3月の下関・開設67周年以来のGⅠ舞台に帰ってきた。一般競走を中心に戦ってきたが、来期A2級にとどまるには現状、出走回数が足りず「まあ、別に(GⅠへ)行かないと宣言したわけじゃないし」と初めてのマスターズCに出ることを決意させた。
近況の勢いを象徴するかのようにエンジン抽選では、前回使用者の守屋美穂が節一の足で優勝した16号機をゲット。当然のように前検は6秒58の一番時計をマーク。ポテンシャルの高さを証明したが「ペラは全部叩きました。下がってはいなかったし、悪くはなかったと思う」。慎重に言葉を選ぶが、自分の形に叩くのはいつものルーティン。悪いから叩くのではなく、さらに良くするための手段として叩き変えた。
初日ドリームは2号艇。「(2コースは)全然駄目。ピット離れが持つかも分からない」と苦笑いを浮かべるが、直線を求める自分の調整にエンジンはしっかり反応している。大外の松井繁が黙って6コースは考えにくい。進入から乱戦なのは想定内だ。コースは問わない。どこまでも自分のスタイルを貫く中辻が、フルダッシュの直球勝負で最高のスタートを切る。
■ボートレース桐生 ニュース一覧
