ボートレース

【ボートレースびわこ・GⅢオールレディース】遠藤エミが断然のV候補! 対するは大けがから早期復帰の西橋奈未、クイクラ準Vの細川裕子ら 勝浦真帆も充実一途!/レース総展望

 ボートレースびわこのGⅢオールレディース「ビーナスちゃんカップ」が5月1日に開幕する。大型連休とも重なり、全国のボートレースファンの注目を大いに集める6日間開催。新エンジンと新ボートで争われる。

 V最右翼は業界唯一の女子のSGウイナーでもある地元の遠藤エミ。今年1月に開かれた前年度のこの大会の優勝者でもあり、誰が遠藤の連覇に待ったをかけるかが最大の焦点になりそうだ。

 対抗勢力の筆頭格は、遠藤とともに昨年末のクイーンズクライマックスを戦った細川裕子と西橋奈未。数々の戦歴を誇る女子の第一人者、山川美由紀と寺田千恵も高い戦力を変わらず保ち、強さを一気に増した勝浦真帆も主力を形成。レディースレーサーたちによる華麗な熱戦は必見だ。

■総展望

 「ビーナスちゃんカップ」連覇を目指す遠藤エミの力量が断然。メンバー中で唯一、今年のSGクラシックに出場。2月の近畿地区選で予選を突破するなど男女混合GⅠでも一定の結果を残しており、女子戦なら圧倒的な走りが必至だ。

遠藤エミ(滋賀)

 ターンスピードで遠藤に対抗できるなら西橋奈未。3月にまるがめで頭蓋骨骨折の大けがを負ったが、半月後の宮島周年で復帰と、回復スピードも驚異的。しかもその宮島周年では準優に進出(5着)と、女子戦なら一枚上の力量なのは遠藤と同様だ。

西橋奈未(福井)

 この両者とともに昨年末の蒲郡クイーンズクライマックスを戦ったのが細川裕子。優勝の遠藤に次ぐ準Vと活躍した。明けて今年、4月半ばまで優出ゼロというのは実力を思えば信じがたい。本領発揮を期してこの新期初戦に臨む。

細川裕子(愛知)

 山川美由紀と寺田千恵はいずれも女子の第一人者。山川は2月の浜名湖スピードクイーンメモリアルは準優5号艇で優出切符を勝ち取り、そして準Vと、勝負強さはさすがの一言。

 寺田は年末の女子最高峰の一戦「クイーンズクライマックス」の常連。昨年の13回大会こそ出場を逃したが、初回から12回大会まで皆勤だった。50代後半に入ってもA1をキープする卓越した調整力と旋回技術に衰えはない。

山川美由紀(香川)、寺田千恵(岡山)

 かつてのクイーンズクライマックス女王の今井美亜が復調モード。F禍でここ数年は乱調気味だったが、6点台まで回復。同じく小芦るり華も6点台まで戻し、7月にはA級に復帰が確実だ。

今井美亜(福井)、小芦るり華(佐賀)

 勝浦真帆は目を見張る充実ぶり。昨年終盤に初Vと2度目のVを立て続けに飾ると、今年に入って3月に宮島で3度目のV。7月からのA1初昇級も確定的で、現A1勢を相手にV争いを演じても不思議はない。

勝浦真帆(岡山)

 その他、宇野弥生、清水沙樹に今年優勝歴。中里優子、前原哉は前回のびわこで優出している。

宇野弥生(愛知)、清水沙樹(東京)
中里優子(埼玉)、前原哉(岡山)
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