【ボートレースからつ(モーニング)一般】小林京平「成長に近道はない」
【記者コラム・古川達也「たっちゃんのハイタッチ」】
初日は4、5枠の2走だった小林京平(27)=山口・133期=が、枠番以上の3、4着を確保。大崩れのない走りも、「前半は2等も取れていたと思うし、納得していません」と充足感はまったくなかった。
調整面でも妥協はない。「全体的にバランスが取れていると思います」と相棒を評価するも、「ターンの出口で進んでいない」と改善点を洗い出した。そして、「そこをマイルドにしたいです」と腕まくり。レース後はペラ調整と試運転を何度も繰り返した。
そんな小林は133期の養成所チャンプ。「名前だけ世に出ていましたし、今思えばプレッシャーをめちゃくちゃ感じていましたね」。その勲章が時に十字架となることもあった。ただ、『チャンプなんてどうでもいいから』。先輩の言葉に肩の荷が下りた。
「自分のことに集中しようと思えるようになりましたね。成長に近道はない。何年後かを見据えて、できることをひとつずつやっていきます。もちろん、同期には負けたくないです」
初日を終えて得点率は5.00の23位タイ。準優ボーダーを6.00と想定すると、2日目の1走は2着以上がノルマだ。「準優に乗りたいです」。心身ともにたくましくなった若き精鋭が、自身2度目の予選突破へ死力を尽くす。
▼5R その小林が6号艇で登場。ターン回りを改善して、ブイ際を鋭く切り込む。不利枠を克服して勝負駆けを成功させる。1-6-45。
▼11R 機力は上位級の蒲原を狙う。12-6=123。
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