ボートレース

【ボートレースからつ(モーニング)一般】君島秀三 「もう回り足はいらない」最後も準優同様の直球勝負に出る

準優10Rで3カドからまくって優出を決めた君島秀三

 強心臓を見せつけた。準優10Rで2号艇の君島秀三(44)=滋賀・89期=はS展示では5号艇今村暢孝の前付けに抵抗して2コースを選択も、「これだとまくられるリスクの方が大きい」と察して、本番は3カド戦に作戦を変更。レース間特訓を含めて3カドはほとんど練習をしていなかったが、「いいSを行けた」と唯一ゼロ台のSを踏み込んでまくり切り、優出一番乗りを果たした。

 機力にも手応えは十分。「行き足や伸びはずっといい状態」と準優でまくりを繰り出せたのも、この直線系統の良さがあってこそ。前検段階から伸びは選手間でも評判であり、一発決められるだけの準備は整っている。

 対照的に「掛かり出すまでに時間がかかる感じで、乗り心地が良くない」とターン系統には不安を抱えるが、ポイントをまとめなければいけない予選や、優出権を懸けた道中競りも想定しなければならない準優は終了。だからこそ君島ももう腹はくくった。「優勝戦は1着しか意味がないし、1着以外を想定して走る必要もないのでもうこれでいい」

 優勝戦は3号艇。1号艇に陣取る常住蓮に対しては、「今節の常住君のインは鉄壁だと思う」と敬意を表したが、簡単に引き下がるつもりは毛頭ない。「彼のイン戦に勝つには今から回り足を求めてまくり差しを狙ったって勝てやしない。伸びを生かして勝ちにいくしかないかな」。最後も小細工なしの直球勝負。準優と同様の一撃必殺のまくりでVをもぎ取る。(森 大輔)

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