【ボートレースまるがめ(ナイター)SGオールスター】有言実行のオール6コース 菅章哉が〝長打〟4発で戦い終了

悩みを全て振り切って参戦した菅章哉(36)=徳島・105期=が、最後まで信念を貫いた。初戦からずっとチルト3度のセッティングのまま、オール6コースで戦い抜き、最終日のこの日も前半3Rでまくって白星。予選突破はならなかったが、節間トータル9戦4勝の成績で今年のオールスターを終えた。
参戦直前は、どんな戦法で臨むのかに迷いがあったことを、自身のインスタグラムでこう明かしていた。
「賞金ランクはグランプリ圏内。オールスター、どんな立ち回りをすべきか…。最初で最後のグランプリを目指すチャンスかもしれんし、インに入るのもアリかもしれんけど、自分がオールスターに選ばれている理由はそんなんじゃない」
悩みに悩んで相談した師匠・近藤稔也の答えはズバリ、「そんなん普通に考えたらわかるやろ。全部チルト3で行くだけや」
師匠はさらにこう続けたという。「ファンのために走るんがオールスターって自分で言うてたやないか。だったら変えたらあかん。みんな菅のヒットじゃなくホームランがみたいんや」
この一言で「迷いが消えました」(菅)と腹を決めたチルト3度。見事に4発の一発長打をかっ飛ばしてみせた。
菅の今年の賞金ランクは5月末日現在で8位。グランプリ圏内キープへ、次戦は桐生の周年記念(7~12日)に臨む。
