ボートレース

【平和島・G1周年】中田竜太がG1通算4度目V

 平和島ボートのG1開設69周年記念「トーキョー・ベイ・カップ」は19日、最終日の12Rで優勝戦が行われ、2号艇の中田竜太(35)=埼玉=が2コースからコンマ08のSで差しを決め、2018年3月・戸田61周年以来となるGⅠ通算4回目の優勝。賞金1100万円を獲得して同ランクは22位に浮上するとともに、来年3月・戸田で開催されるクラシック出場権利も手にした。2着は人気を集めた1号艇の上條暢嵩、3着には宮地元輝が入った。

通算4度目のGⅠ優勝に笑顔の中田竜太

 地元戸田への思い、妻への思いがものをいった。2コースの中田が渾身(こんしん)の差しハンドルをねじ込み、イン先マイする上條の懐にへ先を届かせる。「1周1Mは必死だったけど、2周1Mで勝ちを確信できた」。レース直後のピットで師匠の須藤博倫と熱い抱擁をかわし、G1通算4Vを喜んだ。
 「今年の目標は一般戦なら優勝6回、できたら記念を獲って来年のクラシックに行きたいと思った。それを思わせてくれたのは自分の考えをしっかりと持っていて、自分にはないものを持つ嫁(浜田亜理沙)さん。今、絶好調(今年3V)だし、必ずクラシックには出るはず。嫁さんと一緒に走りたいと思っていたから、めちゃくちゃうれしい」
 一足先に目標を達成して万感の思いに浸る中田が、8歳の息子と家で留守を預かる妻へ、最高の報告を届けに帰路へついた。

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