ボートレース

【福岡(サマータイム)一般】若林義人 同期に肩を並べたい

良機を手にした若林義人

 破竹の勢いだ。若林義人(25)=静岡=は前期(昨年11月~4月)に勝率5.68をマークしてA2に初昇格。3月には地元浜名湖でデビュー初Vを達成と着実にステップアップ。122期の養成所時代に在校勝率1位に輝いた逸材が、大ブレークの時を迎えつつある。
 とはいえ本人に慢心は皆無。同期は安河内健、中亮太、中村日向が既にA1でトップルーキーに昇格している上に、中村に至ってはは今年にGⅠ初VにSG初出場まで達成しているからだ。「同期の活躍と比べたら自分は全然。明らかに置いて行かれている。少しでも追い付かないと」
 この気持ちを後押しするように手にしたエンジンはエース格の48号機。前検は、「回り過ぎでパッとしない」というが、ポテンシャルの高さは感じ取っている。「もしかしたら、パワーがありすぎて回転を抑え切れていないのも」。伸び型への大幅なシフト変更を示唆しており、機力が一変する可能性は十分だ。
 今期のさらなる飛躍をもくろむ上で、絶対に必要なのが開幕ダッシュ。当地は3年7カ月ぶりで前回はいいところを見せられずに終わったとあって、今回は成長した姿を見せたい。「今期はA1になって、同期に肩を並べたい。いいレースをしたいです」。新期の初っぱなからいきなりスパートをかける。(森 大輔)

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