【福岡(サマータイム)一般】中山翔太 いずれは三重のエースへ

大器の片りんを見せつけた。オープニングの1Rで中山翔太(19)=三重=は舟券には絡めなかったものの、道中は的確なハンドルワークで最後方から4着を奪取。当地は初参戦ながらも水面に臆することはなく、能力の高さを存分に披露した。
130期の養成所時代には在校勝率1位&卒記チャンプに輝いた逸材で、デビュー期には水神祭とB1昇格を達成。三重支部では同じく在校勝率1位&卒記チャンプである新田雄史の再来と将来を嘱望されている。「まだまだだけど、いずれは井口(佳典)さんや新田さんを超える選手になりたい」
いずれは三重のエースというのが大目標だが、「今は1期で1点ずつ勝率を上げていくのが目標」としっかり足元も見つめている。そのための第一歩がまずは予選突破。「GWの蒲郡は減点がなければ準優に乗れていた。あと一歩のところまで来ているので、今節は頑張りたい」
機力も決して悪くない。タッグを組む50号機は2連対率19%ながらも、「出足も伸びも悪くない。数字以上」と戦える足は十分。「いい成績を出して、福岡を得意って言えるようになって帰りたいです」。未来のSGレーサーが、秘めるポテンシャルを発揮して水面をところ狭しと暴れ回る。(森 大輔)