【桐生(ナイター)G2MB大賞】三嶌誠司がG2初V、娘に威厳示した
桐生ボートのナイターG2「モーターボート大賞 ドラキリュウただいま絶好調バトル」は22日、最終日の12Rで優勝戦が行われ、2号艇の三嶌誠司(54)=香川・A2=が3コースからコンマ10のSでまくり差しを決め、4回目のG2優出で初優勝。賞金460万円を獲得するとともに、来年3月・戸田で開催されるクラシック出場権利も手にした。2着は1号艇で人気を集めた魚谷智之、3着には佐藤博亮が入った。

父の威厳を見せつけた。江口晃生の前付けで3コースから発進となった三嶌誠司が、コンマ10のスタートを切ると1Mは鋭いまくり差しで突き抜ける。「準優からは何もしていないです。1Mはイメージ通りのターンで、ハマったと思いました」とメイチのターンで後続を振り切った。
準優が行われた21日は娘・こころのデビュー戦の日でもあった。「同じ世界でやる以上はライバルですから。お互いに切磋琢磨(せっさたくま)できたらいいなと思っています」と話し、まずは父が娘に大きな背中を見せつけた。
これで来年3月に戸田で行われるSGクラシックの出場権利も獲得。三嶌にとっては16年・GPシリーズ以来のビッグ出場。「また大きな舞台に立てますので。その時にFにならないように意識して。切磋琢磨して頑張ります」と決戦の日を心待ちにする。新たな勲章を手に、強い父親が暴れ回る姿が今から楽しみだ。