ボートレース

【福岡(サマータイム)一般】森永隆 今節だけでなく今後へも分岐点

2期連続でA1キープの森永隆

 負けてなお強しだ。森永隆(35)=山口=は2日目後半9Rで4着に終わりオール3連対を逃したが、道中は先行する松田竜馬をあと一歩まで追い詰める好ファイトを披露。期待の持てる好内容で予選を折り返した。
 この一戦は機力の面でも大きな分岐点になりそう。実戦足を求めてペラを叩き変えても思った反応を得られなかったからだ。「出足がいいと言えるほどではなかった。良かった伸びがなくなっただけ」。ならば元から軽快な伸びをさらに強化するように発想を転換するとも。「おそらくこのエンジンは伸び型。思い切り伸び型に叩き変える」。一夜にして超抜パワーになる可能性は十分だ。
 前期(昨年11月~4月)は勝率6.44を叩きだして2期連続でA1をキープ。以前はA1とA2のエレベーターを繰り返していたが、安定感が出てきた。しかし、本人は全く納得していない。「安定したことはいいことだけど、爆発力がない。目標とする7点勝率を取るには、前期の1着数(28回)と2着数(34回)が入れ替わるような1着型にならないと」
 足のパンチとともにレースのパンチも求める。これが今期の課題であるなら、伸び型へのプロペラのシフトは、今後へ向けた試金石にもなる。「自分を変えるいい機会。挑戦していきます」。3日目は今節だけでなく、今後のレーサー人生の分岐点。自らを変革して、新たなスタイルを手にしてみせる。(森 大輔)
 

 

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