【ボートレース芦屋(モーニング)一般】元鉄道マンのルーキーボートレーサーがデビュー3カ月目での初1着を目指す
【記者コラム・寺田洋司の狙い目】
「伸びを中心に出ています」。相棒の25号機とともにルーキーの鐘ケ江真司(23)=福岡・136期・B2=が最終日に水神祭を目指す。
JR西日本で広島駅に勤務していたが、ボートレーサーを志し退職。3度目の受験で合格した。養成所では、リーグ勝率7.14で1位。優出5回。卒業記念レースは1コースから先マイ先行するも、道中逆転で2位だった。同期でも3人しかいない『B1斡旋(あっせん)特例』で今年5月に福岡ボートでプロデビュー。今節の芦屋は5節目。7走し2着1回3着1回と確定板に載り、前検時点の勝率2.29は136期トップだ。
相棒も「回ってからの足も良くて、スピードを落とさずに回ってもバタつかないし、乗りやすさも気に入っています」とここまで好調そのもの。そこで水神祭の話を振ると、「同期で最初の水神祭は狙ってましたが、谷海夏人(たに・みなと、22歳)=広島=君が先月達成しちゃいました」。一番乗りは逃したが「正直悔しいですが、目標は半期で勝率3.50を達成することです。一つでも上の着が取れるように走ってます」と、目標をさらに高く軌道修正した。「でも、水神祭は早く達成したいですけどね(笑)」。抜群のポテンシャルに好パワーのエンジンが加われば、今節中の初勝利も夢ではないはずだ。
▼4R(鐘ケ江真司)進入固定戦の6コースだが、隣の花田凱成が今節復帰戦でSに不安がある。スリットを踏み込めば一気のまくりまで。6-12-全。
▼7R(山下心一)5日目4Rの進入固定戦は、6コースからSを踏み込んでまくりを放ったが出切れずに2着止まり。今度は同じ進入固定戦の5コース。「今節はSが見えてます」。再びSを踏み込んで、今度こそ水神祭だ。5-123-1234。