ボートレース

【芦屋・SGオールスター】下條雄太郎 奥の手は「道中勝負」

高難度の決め手を披露した下條雄太郎

 2日目まで快調に戦線をリードしていた村上遼が3日目前半6R、まさかの勇み足。V戦線から外れた。そんな残念な事態を吹き飛ばすかのように、長崎支部の先輩・下條雄太郎が高等テクニックを披露。後半10R、3コースからまくり差しという難度の高い技を決めて、今節初白星を挙げた。

 ただ本人は至って謙虚。「向かい風のおかげですね」。風に押されて舟がよく向いたと解説。ここまでの調整も「前半の仕様はピット離れが駄目だったし、走るごとに上向きかというとそうは言えない」とやや歯切れが悪いが、後半に関しては確かな手応えをアピールした。「伸びだけでなく、反応も良かった」。多少の一進一退はあっても、前検と比較して、機力が充実中なのは確かだ。

 4日目は3Rの1走で待望の1号艇。ただ、前付けあり(田頭)、伸びの脅威あり(菅)という、なかなか歯ごたえのある番組。「自分のSを行って、それでまくられたら仕方がない。そうなったとしても道中で勝負です」。Sをゾーンに入れなくては始まらないことは重々承知。熱くなりすぎることなく、冷静に準優入りの切符を手に入れる。

 前回覇者の原田幸哉は、23位タイと正念場。3日目は下條と同じレースの6号艇。展開が巡らなかったため5着が精いっぱいだったが、「仕上がりは3日目が一番良かった」。あとはきっかけ一つ。4日目は1、4号艇と自力で勝負できる枠番。「今年のテーマは安定性。なおかつ、攻めるレースをしたい」。そのテーマを体現するには格好の状況。自力で打開して、連覇への望みをつないでみせる。
 

九州・山口勢の出番
登番 選手名 支部 出番 出番   登番 選手名 支部 出番 出番
3257 田頭  実 福岡   4500 山田 康二 佐賀 11
3623 深川 真二 佐賀   4503 上野真之介 佐賀 11
3779 原田 幸哉 長崎 12   4504 前田 将太 福岡
3783 瓜生 正義 福岡   4590 渡邉 優美 福岡 10
4296 岡崎 恭裕 福岡   4715 村上  遼 長崎
4350 篠崎 元志 福岡 12   4932 新開  航 福岡 10
4352 下條雄太郎 長崎   5026 安河内 健 佐賀
4371 西山 貴浩 福岡   5084 末永 和也 佐賀
4445 宮地 元輝 佐賀 12   5121 定松 勇樹 佐賀
4477 篠崎 仁志 福岡 11            
 

 

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