ボートレース

【ボート王国九州・山口!】寺田土壇場の勝負、渡辺やっとの白星【鳴門】

完璧な逃げ切りを決めた寺田祥=デイリースポーツ社提供
完璧な逃げ切りを決めた寺田祥=デイリースポーツ社提供

 勝てば悠々と突破できた元志は満を持してイン戦に臨んだが、無情のFコールで終戦。寺田祥が4位、仁志が10位、瓜生正義が11位、羽野直也が12位で勝ち上がり。幸運にも10~12Rにバランス良く分散された。

 寺田は予選最終走に巡ってきた1号艇を完璧な逃げ切り勝ちで締めた。ただ肝心要の機力は平行線。「試運転でも乗り心地が悪くて、道中は心もとない。いろいろし過ぎてもう分からない…」と迷走するばかりで、不安を隠し切れないでいる。

 既に当確の盟友白井英治と一緒にグランプリへ出場するには、準V以上が必須の土壇場。「無難なところを見つけていく感じになる。あとはレースに集中」。話は優出してからになるが、2号艇なら十分に出番はある。ポーカーフェースらしく静かに出陣の時を待つ。

 G2は渡辺優美がオープニングの1Rをイン速攻で待望の初白星。「5日目につながったので、2走とも思い切っていく」。どうしても欲しかった白星にありつけたことで、ボルテージは一気に上がった。

 日高逸子は絶妙なハンドルで平山智加や守屋美穂に追撃を許さず、勝ち星を二つに伸ばした。得点率も6・40に押し上げて優出圏内の5位に浮上。渡辺は3度目の挑戦で初、日高は19年の桐生大会以来のファイナルへ2人で一緒に駆け上がる。 (荒木翔吾)

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