【ボートレース】夢は叶う 群馬53歳が業界最高グレードの出場切符を初獲得 デビュー34年での初出場は史上1位のスロー記録/10月、津のダービーで60歳の師匠とアベック参戦が実現
デビューから34年のベテランボートレーサーが史上最遅記録を更新した。
日本モーターボート競走会は1日、10月に三重県・津ボートで開くSG「ボートレースダービー」の出場選手を発表した。その中に1991年デビューのベテランが名前を連ねた。柴田光(53)=群馬・68期・A1=がその人で、業界最高グレードのSG(スペシャルグレード)にレーサー人生で初めて選出された。デビュー34年5カ月でのSG初出場は歴代1位のスロー記録。レーサーの誰もが目標にする夢の一つをついに叶(かな)えた。
これまでの記録は、2013年3月の平和島クラシックでSGに初出場した井川正人さん(引退)のデビュー32年4カ月。その記録を2年以上塗り替えた。年齢でも、その時に55歳2カ月だった井川さんに次ぐ、53歳10カ月という史上2位のスロー記録。
ダービーは1年間の勝率上位52人が出場できるSGで、選考期間は開催前年の8月1日から開催年の7月31日まで。柴田は一時、ボーダーを割り込むなど出場が危うかった時期もあったが、最後に盛り返して出場圏に再浮上。選考48位で出場切符を獲得した。
柴田は20代半ばにはA級に定着し、A1級在籍経験も豊富。新鋭リーグ卒業の間際には積極的な前付けスタイルを確立し、若手の登竜門の新鋭王座決定戦にも出場。30代以降も一般戦の主力として長く活躍してきたが、SGの舞台にだけは縁がなかった。
津のダービーには師匠の江口晃生(60)も20位で選出された。江口は22回目のダービー出場。