ボートレース

【芦屋・SGオールスター】巧腕さすが、瓜生正義と山田康二

 10Rの下條雄太郎が勇み足という悪夢の幕開けだったが、11Rで選手会長・瓜生正義が2着で優出に成功すれば、12Rの山田康二も苦しい展開を克服してどうにか2着に食い込んでみせた。

絶妙なレース運びで優出を決めた瓜生正義

 10RのS事故はやはり、選手心理に影響。直後の11Rで勝った石野貴之は「自分もですが、選手会長はそれ以上だったことでしょう」。業界全体で返還事故防止に努める中で起きてしまったF。選手全員を代表する立場の瓜生の心中を推し量った。

 実際、瓜生は「Sは絶対に行ける(ゾーンに入っている)と思ったが、緩めてしまった」と安全に安全を重ねたSにとどまった。ただその代わり、1Mの運びが絶妙で、2番手争いの有利な位置へと浮上。後輩・篠崎元志との競り合いも冷静にものにした。

 機力の裏付けもある。「スリット近辺はトップレベルで、他の足も自分の中で標準的なレベルはある」と十分に許せる状態。

 地元の一つの芦屋では、SGのVこそないが、2年前のオーシャンカップは準V。それでも「活躍した記憶がない」。それ以上の悔しい思いが、その成績を帳消しにしているのかもしれない。今度こその活躍で、さまざまな思いを全て上書きする。

グランデ5では初の優出となる山田康二

 枠なり2コースから臨んだ、最終12Rの山田も絶妙だった。5コースからまくって出た濱野谷憲吾の攻めはやり過ごし、次善の策である2着通過の道を必死に探った。

 「1Mは苦しい展開だったけど、いいところを回れた」。それでもBSは3番手だったが、2Mで小回りを決めて逆転。「2M側は追い風だし、いいところが空けばと思って」。ぴたりと思惑通りに物事が進んだ。

 「今年は上(=グランプリ)に行きたいと思っている」。機力のコメントでも身の丈以上に決して大言しない男が、現実的な目標として堂々と語る。ここで大きく上積みできると、ここから毎月続くSGロードの主役級にも浮上できる。

 「もう一走、頑張ってみます」。SG4度目の優出で初めてのグランデ5の優出。最低でもメダル、最高で金メダルを目指して、持ち前の好ハンドルを思い切りねじ込む。

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