ボートレース

【SGクローズアップ】石野鳴門でまた勝つ 【鳴門】

鳴門の水面と好相性の石野貴之=デイリースポーツ社提供
鳴門の水面と好相性の石野貴之=デイリースポーツ社提供

 「仕上がりに点数を付けるなら100点。文句なしです」。そう断言する石野貴之(40)=大阪=が、パワーに任せて準優11Rを順当に1着で通過。2コースの平本真之がスリットで先行して威圧したが、全く動じることなく先マイを決めると、差して迫らせることもない堂々の勝ちっぷりだった。

 グレード制導入後、鳴門のSG開催は今回で4回目。過去3度のうち2回(2016年オーシャンC、17年グラチャン)で優勝している鳴門の鬼。「いいエンジンを引かせてもらっているので」。抽選運の良さを強調するが、その能力を最大限に引き出す調整力こそがこの男の真骨頂。今回も同じように抜群の域に仕立て上げたことが快走を支える。

 賞金13位でグランプリ出場は既に当確。それでも、優位性が得られる2nd入り(上位6人)を狙って、優勝戦も目いっぱいチャレンジする。「6人に入るには優勝しかないので優勝だけを目指します。自分がしっかり走れれば、結果は自然とついてくる」。5人の相手と自分との戦いに打ち勝ち、鳴門でまた一つ、勲章を増やす。

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