【ボートレースからつ（モーニング）一般】大山千広が2年ぶりに復帰「好きなボートがやれる。楽しみ」

　2年ぶりのリスタートだ。「産休に入って、ファンの方に心配とご迷惑をかけてしまいました。復帰して元気な姿を早く見せたいと思っていました」。大山千広（29）＝福岡・116期・B2＝が出産を経て、2023年9月の下関ヤングダービー以来のレースに臨む。

　「〝デビュー戦〟だなって思います」。新人のように、瞳はキラキラと輝いていた。「2カ月くらい前から練習に行っていました。練習がすごく楽しくて、復帰するのが楽しみでした」

　「これまで以上に努力したい」。守るべきものも増えて奮起しないわけがない。「休んでいる間も、（師匠の）川野（芽唯）さんのレースを見たり、面倒を見ている井上未都ちゃんや森田梨湖ちゃんのレースを見ていました。刺激をもらえたし、周りの環境も良かったと思います」。支部の大先輩の瓜生正義は「お守りに持っていきな」とプロペラゲージを渡してくれたそう。たくさんの人の後押しも受けて、晴れて復帰の時を迎えた。

　「しっかり練習できたので楽しみですね。好きなボートがやれる。好きなレースができる」。注目の初戦は3Rに登場。「レディースチャンピオンやクイーンズクライマックスにまた行きたい」。ママになっても高い志は変わらない。万感の思いを込めて〝再デビュー〟を果たす。

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