【ボートレースびわこ・GⅠ周年記念】上條暢嵩が逃げて今年2度目のGⅠV
| ◆びわこ12R優勝 | ||||||||
| 着 | 枠 | 選 手 名 | 年 | 支部 | 期別 | コース | ST | 今節成績 |
| 1 | 1 | 上條 暢嵩 | 31 | 大阪 | 110 | 1 | 08 | 2153231 |
| 2 | 3 | 篠崎 仁志 | 37 | 福岡 | 101 | 3 | 11 | 332151 |
| 3 | 5 | 山田 康二 | 37 | 佐賀 | 102 | 5 | 07 | 1311222 |
| 4 | 2 | 青木 玄太 | 38 | 滋賀 | 100 | 2 | 12 | 423311 |
| 5 | 4 | 峰 竜太 | 40 | 佐賀 | 95 | 4 | 09 | 2461212 |
| 6 | 6 | 山崎 郡 | 35 | 大阪 | 112 | 6 | 09 | 5511232 |
| 3連単 2010円(9番人気) | 決まり手=逃げ | |||||||
びわこボートのGⅠ開設73周年記念「びわこ大賞」は最終日の22日、12Rで優勝戦が行われ、1号艇の上條暢嵩(31)=大阪・110期・A1=が逃げて勝利。4月の住之江周年に続く今年2度目、GⅠ通算5度目の優勝を飾った。2着は3号艇の篠崎仁志、3着には5号艇の山田康二が入り、3連単は2010円の9番人気の決着となった。6日間の売上額は62億3566万8300円だった。
■ヒーロー
最後は上條が逃げて荒れに荒れた一節間をきっちり締めくくった。本番は枠なりの3対3。F続出の異常事態の中でも「いいスタート」と自らも納得するコンマ08のタイミングを踏み込むと、1Mは「完璧でしょ」と自画自賛のターン。その後は悠々と独り旅で、今年2度目のGⅠVをつかみ取った。
「エンジンは前検から手応えがあった」。全幅の信頼を置いた相棒の35号機も「日に日に良くなった」と上昇一途。優勝戦も「負けるとしたらS遅れというくらい足は仕上がっていた」。他艇の付け入る隙は一切なかった。
これで賞金ランクは8位。「もちろん、みんなが目指しているところなので自分も目指したい」とグランプリ2nd圏内も射程に捉えるまでに押し上げた。「まだ(この先も)あるのでFをせずに走り切りたい」。波乱をくぐり抜けた浪速の若武者が、安定感抜群の走りで、地元で待つ年末の大舞台まで突っ走る。(古賀正史)
◆上條暢嵩(かみじょう・のぶたか)1994年1月4日生まれの31歳。大阪市出身。大阪支部所属の110期。2012年5月の住之江でデビュー。16年6月の住之江で初優勝。GⅠは19年4月下関のダイヤモンドカップで初V。23年9月ヤングダービーを含めたGⅠ5Vのうち3度を下関で挙げた。通算では29V。167センチ、51キロ、O型。