ボートレース

【福岡(サマータイム)一般】村上遼 再び大物を狩る

昨年10月に続く当地Vを狙う村上遼

 準優10Rで1号艇トリオのトップバッターとして登場した村上遼(31)=長崎=は、全員がゼロ台という早いS合戦の中、F持ちながら自身もゼロ台のSを踏み込んで応戦。きっちりイン先マイを果たすと、悠々と独走態勢を築いて優出一番乗りを決めた。
 機力もここに来て満足とはいかないまでも、納得の領域には到達。「中堅あるかどうかだった伸びが、確実に中堅になった。これなら行き足で持たせられる」。S後に伸びられないことで出足や回り足の良さがより生かせるようになった。「ターンで押す感じはあるので、優勝戦でも勝負になります」。Vへの決定打を放てる状態には仕上がっている。
 今節は3日目12Rが悔いの残る一戦。イン先マイを決めながら道中のミスターンで新田雄史に大逆転を食らい、新田に首位通過を許す遠因となったからだ。「芦屋のオールスターでFを切ったことで、勝率や出走回数を考えながら走らざるを得なくて気持ちに余裕がなかった。最後は一発勝負なんで迷わずレースをしたい」
 当地では昨年10月に同じ3号艇で1号艇の石野貴之をまくりで撃破。大金星を挙げた成功体験があるだけに、最後までかぶとを脱ぐつもりはない。「石野さんの次は新田さんですね(笑)。1回だけだとフロックだけど2回やれば本物。大物を狩りに行きます」。昨年の石野撃破の後から、生来のうまさや速さに『強さ』が備わってきている。再度の大物食いで、オールスターで失いかけた自信を取り戻す。(森 大輔)
 

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