【ボートレース福岡・一般】A2勝負駆け真っただ中の37歳「勝率を上げるしかない」上位着を狙って奮闘を誓う

何とか踏みとどまった。初戦を3着で終えていた谷川将太(37)=長崎・106期・A2=は、不利枠で迎えた後半11Rで何とか道中で粘り6着を回避。「水面が悪過ぎて、これが精いっぱいでした」とうねる水面に青息吐息ながらも最下位を免れたことは大きな意味を持つ。
なぜなら現在はA2勝負駆けの真っただ中だから。現在勝率(5月~)は5.34でコンマ1以上の上積みが必要であり、勝率を大きく下げる6着大敗だけは厳禁だった。「これで不利枠は終わったので、とにかく頑張るだけ。勝率を上げるしかないので、全レースで上位着を狙っていきたい」
機力も上昇ムード。後半は荒れ水面でしっかり把握できなかったとはいえ、「6枠で1周タイムがトップだったし、出足や回り足は良くなっていたと思う」と実戦足は前半戦よりも大幅にアップ。反転攻勢に出るだけの準備は整っている。
初日は決して力負けした訳ではない。地道な努力で3年ぶりに手にしたA級の座。自らの新たな景色を見るためにも、絶対に手放す訳にはいかない。(森 大輔)