【ボートレース津・SGダービー】群馬支部の53歳が史上最も遅いSGデビュー/アベック出場の60歳の師匠は「この年になってかなうとはね」と目を細める
津ボートで21日から争われる「ボートレースダービー」で、もはやベテランの域の53歳が初陣を飾る。
柴田光=群馬・68期・A1=が、念願かなってついにSG初出場。20代前半で初出場する選手も少なくない世界にあって、デビューから約34年5カ月での出場は史上最遅のスロー記録。53歳10カ月での初出場も史上2位の記録だ。
柴田は前検日の20日、SG出場選手にだけ支給される「SGカッパ」に早速、袖を通してスタート練習に臨んだ。その後の取材には「うれしいですね」と率直に初出場の喜びを表現した。
決して弱い選手だったわけではない。1991年5月のデビューから34年半。そのうち、最高ランクのA1級の在位は計36期(18年分)。それでもSGの出場機会を得ることはなかった。
このダービーにアベック出場となった師匠・江口晃生(60)=群馬・54期・A1=は「『SGに出たい』って言っていたし、何とかして導いてあげたかったけど、なかなか出られなくてね…」と振り返り、「この年になってかなうとは、思っていなかった」と、想像を超えた超遅咲きの弟子の活躍に目を細めた。
柴田は手にしたエンジンは素性上位機で、頼もしい相棒。目標を問われると「出場するからには優勝」とレーサーの本分を全うすることを誓った。初日の出番は4Rの1走。新たな一歩を刻む。