ボートレース

【ボートレース福岡・一般】今期初勝利を挙げた二世レーサーの19歳「父みたいなレースをして勝ちたい」今期の停滞を振り払う走りを誓う

7カ月ぶりの白星をマークした出畑孝成

 ようやく長いトンネルを抜けた。2日目5Rで出畑孝成(19)=福岡・133期・B1=は、4コースから切れ味鋭いまくり差しを決めて白星を奪取。これが今節初勝利どころか今期初白星で、「やっと勝てた。ホッとしました」と3月26日に当地で挙げた以来の1着に満面の笑みを浮かべた。

 成績通りに機力も上昇カーブを描く。「枝尾(賢)さんのアドバイスでペラを叩いたら、伸びは強めでSもしやすくなった。だいぶ良くなっています」と地元の大先輩に最敬礼。自分好みの伸び型の仕上がりになったことで、本来のレース内容を取り戻した。

 前期(昨年11月~今年4月)は6勝をマークして、デビュー初優出も経験。飛躍の半年となっただけに、今期(5月~)の停滞ぶりには自分自身が最もがっかりしている。だからといって下を向いてばかりもいられない。「今期をいい形で終わらせたい。予選突破はしたいし、地元で優勝戦にも乗ってみたいのでここから頑張ります」
 

父・孝典の似顔絵をプリントしたパーカーをアピールする出畑孝成

 持ち味は早いSから伸びを生かしたまくり一撃。まさに父・孝典が最も得意とするレースで、これを継承するつもりでいる。「父みたいなレースをして勝ちたい」。自らが描いた父の似顔絵入りのパーカーを着ておちゃめに笑うが、水面に出れば話は別。父譲りの豪快なまくりで来期につながる走りを見せる。(森 大輔)

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